投稿者: Sopak-C担当F
投稿日: 2024-08-05
工場の監視を行うために監視カメラを取り付けたが、何か起きたときのために付けただけで普段は特に使っていない――
それは非常にもったいないです。
この記事ではそんな監視カメラの監視以外の活用方法をご紹介します。
近年の監視カメラはネットワークカメラであることが多いのでLANで繋がっている複数の場所から同時に見ることができます。
これを利用して、現場同士や事務所などをお互い見られるようにすることで常に離れた現場の様子が分かりわざわざ他の現場を見に行かなくても状況が把握できるようになります。
お互いの現場を見られることで一方的な監視よりも公平感が生まれますし、他の工程が頑張って仕事している様子も見れて社内の風通しが良くなります。

見通しを良くしたら次は内線電話をかける前に活用しましよう。
社内で連絡する際に内線電話を使うことは多いと思いますが、席を外していたりするとかけても繋がらないことがあります。
なので監視カメラで在席を確認してからかけるようにすることで相手が出ない電話の無駄な時間を削減できます。
工場では作業している様子を監視カメラで映しておくと、不良品が発生したときに録画を見ることで不良原因を特定することに活用できます。
納品後に客先で不良品が見つかった場合、日報や生産管理システムなどで作業記録を取っていても日が経つとどのように作業したかなかなか思い出せないものです。
監視カメラで作業を録画していればそれを振り返って見ることでどのように作業していたか正確に確認できます。
たとえ不良作業の瞬間が写っていなくても作業者がそれを見ることで思い出すきっかけになるかもしれません。

監視カメラで作業を記録していれば、それが作業マニュアルとして活用できます。
作業マニュアルはドキュメントとして作成するのは大変ですし、作業の様子をビデオカメラで撮るのは作業者が緊張して普段通りの作業ができないかもしれません。
ですが監視カメラですと常に録画していますので日常の普段通りの作業を記録します。
普段の作業を作業マニュアルとして使えるので少量多品種で同じ作業をめったにやらないという場合でも使えます。

工場の流れが悪い。予定しているより製品の製造に時間がかかっていると感じたら監視カメラの出番です。
高所など人の目線より上から撮ることの多い監視カメラは工場を俯瞰して見ることができるので物の流れを把握しやすいです。
台車が特定の場所に滞留しているのや、機械の稼働率が低いなどを実際に画面で見て把握できます。
「でも監視カメラのレコーダーってわざわざ毎回ログインしないと見れないし、録画なんか1週間しか持たないから不良発生に気づいた頃にはもうデータ残ってないよ!」
「そんなに何箇所からカメラ見る方法なんかうちの監視カメラには無いぞ」
「録画を作業マニュアルになんかどうやるの?」
なんてお考えではないでしょうか?
そこでこれらの活用方法を全部できる監視カメラシステムをご紹介します。
当社のご提供しているカイゼンカメラSopak-Cです。
カイゼンカメラは精密板金加工をしている当社、小林製作所が自社の改善活動にカメラを活用して作ったシステムです。
カメラを活用した経営で2012年に中小企業IT経営力大賞で最高賞である経済産業大臣賞をいただきました。
カイゼンカメラSopak-CはPCの専用アプリを起動すればすぐに工場内の多くのカメラを確認でき、今の様子も過去の様子も素早く確認できます。
年単位の長期間録画も可能ですので、過去の作業の様子を切り出して作業マニュアルにできますし、大型モニタを現場に置いて他工程をライブで確認することもできます。
まさに工場でネットワークカメラを活用するためのシステムです。
すでにネットワークカメラを取り付けている工場でも特定の条件を満たせばそのカメラを使ってカイゼンカメラを利用できる可能性があります。
お気軽にお問い合わせ下さい。