投稿者: Sopak-C担当F
投稿日: 2024-06-17

PoEとはPower over Ethernetの略称で、LAN配線などに使用されるEthernetのツイストペアケーブル(LANケーブル)を用いて接続した機器に電気を供給する仕組みのことです。
LANケーブルで通信を行いながら機器の動作に必要な電気も同じケーブルで給電します。
本来は電源線とネットワーク線の2本を敷設しないといけないところをLANケーブル一本にできるため配線の自由度が上がります。PoEでは大電流は流せないため主に消費電力の少ない機器などに使用されます。
PoEの規格は米国の電気電子技術者協会であるIEEEによって標準化されています。(IEEE 802.3af および IEEE 802.3at-2009(PoE+), IEEE 802.3bt-2018(PoE++)など)
PoE給電により動作する機器としては以下のようなものがあります。
PoEで電気を給電する装置としては以下のようなものがあります。
PoEによる電源供給能力は規格によって決まっています。
PoEには標準のPoEと拡張規格であるPoE+、PoE++などがあり、+の数が多いほど多くの電気を給電できます。
供給側は標準のPoE(IEEE 802.3af)は48Vで15.4Wまで、PoE+は30Wまで、PoE++はタイプ3が60W、タイプ4が90Wまでで、受電側はそれより低い電力が規定されています。
接続するPoE受電機器に合わせて十分な供給能力を持ったPoEハブを選びましょう。
PoEを利用することで配線がLANケーブルだけで済むようになり、特に高所に配線するネットワークカメラなどは別途電源線を引かなくて良いため楽になります。また結線が少ないということはそれだけ結線不良が起こりにくくなるため、トラブルの発生を抑制できます。
PoEは配線をシンプルにすることで配線の自由度が上がります。
高所に設置することが多い無線アクセスポイントやネットワークカメラなどの強い味方となるでしょう。
当社はPoEネットワークカメラなどを使った工場向け監視カメラシステムSopak-Cというシステムを販売しております。
配線の際はぜひPoEハブを活用して配線をシンプルにしましょう。