Sopak-C担当 投稿日: 2022-12-21

監視カメラのセキュリティ問題について

監視カメラのセキュリティ問題

昨今、監視カメラの普及に伴い監視社会といわれて久しくなりました。 店舗や街角、駅などいたるところに監視カメラが取り付けられており、犯罪者の逮捕などで大きな成果を挙げています。

一方で様々な問題も出ています。 例えば公開設定が適切にされないままの監視カメラが収集され、全世界で見られるようになっている問題はご存知でしょうか?

Insecam
http://www.insecam.org/

このサイトの上部メニューでCountories→Japanを開くと日本国内のカメラが閲覧できてしまいます。 閲覧できるのも公道などでしたら誰でも見れても別段問題ありませんが、一企業の工場内や住宅の玄関など本来不特定多数が見れてしまってはあまりよろしくないものが公開されています。

中には操作権限まで不特定多数に公開されており、パン・チルトやズーム操作が出来てしまって周囲を見渡せてしまうものまであるようです。

工場を是非見て下さいと公開しているなら構わないですが、うっかりで公開しているなら企業の秘密がダダ漏れということであり、ノウハウが流出し放題。

監視カメラを導入する際は注意しましょう。

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監視カメラシステムの種類

監視カメラを導入するに当たり最初に導入するシステムを選ぶ必要がありますが、 監視カメラには大きく分けて2つの方式があります。

  • クラウド型
  • オンプレミス型

またオンプレミス型には接続方式により2つの方式があります。

  • 同軸ケーブル型
  • ネットワークカメラ型

クラウド型の特徴

クラウド型カメラは録画先がインターネット上のクラウドサーバーであったり、 クラウドシステムを使ってウェブブラウザなどを使用してどこからでも閲覧できるカメラシステムのことです。 基本的に全てネットワークカメラですが、PCなどとの直接の通信を禁じているものも多いです。 独自のセキュリティや認証手段を取っていることが多く、不特定多数から見られる心配は少ないです。

録画容量に応じた月額課金になることが多く、家庭や店舗など少量の台数で使う場合は初期投資が少なく良いですが、工場などで台数を多く付ける場合にはオンプレミスと比べトータルコストが高くなりやすいです。 またインターネット回線が必須で、社内規定によってインターネットを遮断しているようなところではそもそも利用自体できません。 またクラウドのサービスが終了してしまうと閲覧自体できなくなる可能性があります。

期間を絞って使用したり、少数を運用するのに向いています。

オンプレミス型の特徴

録画サーバー(レコーダー)をローカルエリアネットワーク上に持つカメラシステムのことです。

同軸ケーブル型はカメラとレコーダーを直接同軸ケーブルで接続するタイプで比較的安価なものが多いです。レコーダーを介してカメラを見る必要があります。

ネットワークカメラ型はカメラとレコーダーをLAN経由で接続するタイプで配線に融通がきく近年主流のタイプです。レコーダーを介さず直接PCなどの端末からカメラを見たりできます。スマホから見られるタイプなどで無線LANを使うものもあります。

大体はLAN内で完結できるためインターネット接続を必須としません。 公開設定によっては外部からの閲覧が可能なものもありますが、公開設定を誤ると不特定多数にアクセスされる危険性があります。導入費用がクラウドよりかかりますが、月額課金の維持費などはあまりかからないか安価なことが多いため台数が多く長期間使用する場合はクラウドよりトータルコストを減らすことができます。

データも社内に置いておくことができるため、サービスが終了したからといって即閲覧できなくなる心配はありません。 良くも悪くも使い古された仕組みです。

長期間の運用や大規模導入などに向いています。

監視カメラを導入する場合の注意点

公開設定に注意する

問題となったサイトで公開されているカメラはいずれもグローバルIPアドレス(及びNAPT経由で)で公開されているものです。 そのためローカルIPアドレスで社内に設置しているカメラはNAPTとかの設定がルータに設定されていない限り社外から見ることは出来ないようになっています。 社内にカメラを付ける場合はできるだけグローバルIPで見られないようにし、外から見たいが為にグローバルIPで見られるようにする場合は適切な公開設定をして最低限パスワード認証なしでは見られないようにしましょう。

またクラウド型はユーザー認証でログインして閲覧するものが多いです。 誰でもログイン画面にアクセスできますが、大抵のサービスは不正ログインの対策をしてあります。 特定されにくいようなパスワードを設定し漏洩に注意しましょう。 セキュリティがしっかりしているところは二段階認証なども利用でき更に安心です。

定期的にカメラをチェックする

外部アクセスされ、操作されるとカメラのアングルが変わっていたりします。 誰も操作していないのに勝手にアングルが変わっていたりしたら公開設定になっている可能性があります。注意しましょう。

アクセスログが見れるタイプのカメラは定期的にチェックし、ユーザー以外の不正なアクセスがなかったか確認しましょう。

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オンプレミスで非公開なカメラシステムカイゼンカメラ

工場の生産現場向け監視監視カメラシステム「カイゼンカメラSopak-C」はオンプレミス型のカメラシステムです。 生産現場での改善活動向けにサクサクと見返すことができるように作られています。年単位の長期間保存も可能です。

カメラはグローバルに対し非公開設定になっており、基本的にLAN内(VPNも含む)でしか閲覧できないためこの記事のような問題はありません。 外部から閲覧する際は、VPNやその他のリモート接続アプリケーションを用いて外部からPCを閲覧する方法で閲覧することをおすすめしています。

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